「准教授にふさわしい物、要求」…京大病院汚職 読売新聞7月4日(土)9時10分配信 京都大の医療機器導入を巡る汚職事件で、京都地検は3日、京大病院臨床研究総合センター元准教授・丸井晃容疑者(47)を収賄罪で起訴した。 受注業者の医療機器販売会社「西村器械」社員・西村幸造容疑者(39)は贈賄罪で略式起訴し、京都簡裁が同日、罰金60万円の略式命令を出した。罰金は即日納付された。 起訴状では、丸井容疑者は研究で使う医療機器を購入する際、西村容疑者に便宜を図った見返りに、2010年12月~13年9月、計5回にわたりバッグなど計17点(計約100万円相当)を受け取ったとされる。西村容疑者を略式起訴にした理由を「バッグなどは丸井容疑者が要求したため」としている。 捜査関係者によると、丸井容疑者は「准教授にふさわしい物を持つべきだと思い、バッグなどを要求するようになった」と供述しているという。